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【経営】零細企業である当社がスタッフを採用して良かったこと
投稿日 2023.03.07 最終更新日 2024.10.02
当社のスタッフSiは、一緒に働いてくれて間もなく1年になります。
これまでは業務を基本的に一人で行っていたので、スタッフさんに(少しだけですが)パートタイムで毎月お給料を払い働いてもらうことは初めての経験でした。
当社・・・と言っても私一人の零細企業です。
モノを売ったり作ったりする訳でもないので、一人でも十分と言えば十分です。
元々が管理部門で働いていたので、管理業務が苦手という訳でもありません。
そんな零細企業の当社でも、スタッフさんを雇ってよかったなと思う場面が多々ありました。
スタッフSiが優秀だったことが大きいとは思いますが、改めて良かった点を整理しながら考えてみたいと思います。
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DX,ITの恩恵を受けている
働き方はリモートワーク
スタッフSiは、本人の記事にもある通り完全リモートワークです。
当社は兵庫県神戸市にありますが、スタッフSiは兵庫県外、遠く離れた場所にいます。
このような働き方ができるのは、今流行のDXの恩恵を受けています。
と言っても、「DX、IT化を進めるぞ!」と意気込んでやっている訳でもなく、物理的な障壁を超えるため、コストを抑えるために自然とテクノロジーの力を借りたものです。
細かく言えばDXとITの意味は異なりますが、DXやIT環境が整ったおかげで、当社でも優秀なスタッフと仕事ができるようになりました。
また、コロナの影響でDX化が10年進んだと言われていますが、WEBでやりとりOKな世の中になったことが大きいと思います。
お客様との打ち合わせもリモートでOKとなったり、場合によっては金融機関とのミーティングもリモートがOKだったりと、コロナ前では考えられないくらいに周囲の考え方が変わったと思います。。
仕事のやり取りはTeamsを中心にしています。
最近Microsoft 365 Business Standardを導入したおかげで、情報共有が格段にやりやすくなりました。
あとはお客さんに合わせてメールや、Googleのツールを使います。
スタッフを雇うと、やれることが増え、スピード感が上がった
一応中小企業診断士なので、組織のことも勉強します。
そのため、事業を大きくする、もしくは効率的にするには人の力を活用することは知っています。
一方で、自分以外の人と仕事をするということは、なにかしらの軋轢も生じるでしょうし、100%意のままに動いてもらうことも不可能です。
そのため、自分自身は雇用して事業を進めようとは全く思っていませんでした。
これまでは同業の診断士や、元々友人である士業に業務委託の形で一緒に仕事をすることはありましたが、優秀と思われる人材が現れてくれたので、一緒に働てもらうことにしました。
自分がすると時間がかかることから依頼
経済学に比較優位論という考え方があります。
とても簡単に言えば、「得意なことに集中しましょう。」「コストを考慮して任せましょう」といったことです。
そこではじめは、自分がとっつきにくいなと思っているIT系のことや、調査のことからお願いをしました。
すると期待していた通り、自分がするよりも早くて良い成果物が上がってます。
「自分ではここまで気が付かなっただろうな」「自分より知識を持っている分、情報収集が上手だな」「自分では面倒くさがってやりきれなかっただろうな」
といったことがクリアされていました。
改めて、得意な人に任せることの大事さを痛感しました。
業務スピードが上がった
自分一人だと他の業務もあるし、そこまで得意でないことや面倒だなと思うことを代わりにやってもらえますので、業務スピードが上がりました。
当然と言えば当然なのですが、同時並行で業務を進めることができますので、その分スピードが上がりました。
これまでは一人だったため業務が直列ラインだったものが、一部並列ラインを組むイメージでしょうか。
業務スピードが上がるということは、顧客への提案やフィードバックが早くなりますし、余裕をもって業務にあたる事ができます。
そのため、仕事の質を高めることにもつながりました。
やれることの幅が広がった
「三人寄れば文殊の知恵」と言います。
スタッフSiは中小企業診断士でもありませんし、他の士業でもなく、○○の専門家という訳ではありません。
ですが、明らかに私より得意な分野があります。
また、経験分野も異なります。
自分では思いつかなかった発想がでてきますし、気づかなかったことを気づかせてもらえます。
三人ではありませんが、一人の時よりもやれることの幅は広がっています。
例えばですが、今はまだ習得の段階でもありますが、HPの制作が当社のサービスとして可能となりました。
他にもコストをかけずに求人するため、インディードへの出稿支援も経験しました。
このようにスタッフの能力を活かすことで、自分ができなかった支援ができることになりました。
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さいごに
この一年は人材が大事であることを改めて認識できました。
また、一人の時よりも身が引き締まりました。
これが正社員となってくると、また大変になるのだろうなとも思います。
雇用を守る経営者の方は本当に大変と思います。
うちのような小さな零細企業だと、スタッフの能力がダイレクトに業績などに現れると思います。
そのため、いかに優秀な方と一緒に働けるかが大事になってきます。
最近は柔軟な働き方ができる環境も整ってきました。
その人が持っている得意や経験を生かすことが、人材活用のセオリーであることを改めて認識しました。
また、その人に合った働き方に柔軟に対応することも必要であることも知りました。
お互いが気持ちよく働けるように、お互いが柔軟に折り合いをつけられる心理的安全の満たされた組織作りを意識していきたいと思います。
中小企業診断士/ファイナンシャルプランニング技能士2級/全経簿記上級
神戸市出身
中小企業3社(食品製造・アパレル)で約20年間財務経理部門を担当。2017年に中小企業診断士として独立。2020年株式会社ノーティカル設立。
事業計画・資金計画の立案から金融機関折衝や資金調達、計画実行支援を中心に、経営改善や新規事業支援を行う。
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