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【事例】事業計画書が役に立った3つの場面

【事例】事業計画書が役に立った3つの場面

事業計画書を作成するメリットは、その過程にあるといってもいいのですが、当然ながら作った後に役立つものでなくてはいけません。

 

そこで、実際に事業計画書が役立った場面について、スタッフSiがご紹介します。

私は現在、色々ご縁があって、別の会社であるT社に籍を置きつつノーティカルのお仕事もしています。

 

昨年そのT社がものづくり補助金を申請することになり、弊社代表の末信にサポートしてもらいました。

T社はまだ設立まもない会社だったこともあり、何もないところから事業計画書を作成し、補助金の申請から採択後の交付申請、その後の業務にも携わっています。

 

先日代表の末信に「T社で事業計画書を今でもよく読んでます!色々助かってます!」と伝えたところ、

「せっかくなので実際の現場ではどのように事業計画書が活かされているのか教えてほしい。T社従業員として、事業計画書をいつ読んでいるのか、どのように助かっているのかをブログ記事にしてもらえないか?」

と依頼されましたので僭越ながら記事を書かせていただきます。

 

計画書がない事業立ち上げ期の苦労

T社は設立してまだ1年が経っていない会社で、事業計画書と呼べるようなものは何もありませんでした。

経営者の頭の中では事業内容も展望も資金についても計画はあったと思うのですが、従業員は断片的な情報しか把握できておりませんでした。

経営者がその時に話した内容や、渡されるメモ書きのような文章から察して資料を作り、それを経営者にダメ出しされる事が続いておりました。

また、会社の弱みや改善していくべき課題もわからず、とりあえず目の前の業務を自分自身の解釈で進めてみるといった状況でした。

 

補助金で計画書→その時の社内でのやりとりが言語化される。

ものづくり補助金申請のため、経営者にヒアリングや調査を行い、事業計画書を作ってくださいました。

事業計画書は、会社がなぜ・どのような事をしたくて・どのような流れで設立したかという事業の沿革・概要から始まり、会社の強み・弱み・機会や脅威を文章と図で説明、補助金で入れたい設備がどのような役割を担うのか、わかりやすく明文化されていました。

 

私が事業計画書を読んだ時、「なるほどそういうことだったのか!」と、今までぼんやりしていたことがはっきりと理解できて感動しました。

 

補助金採択で役目は終わっ・・・ってなかった。

ものづくり補助金は無事に採択され、いただいた資料は役目を終えてしまうのが大半かもしれないのです。

しかし「なるほどそういうことだったのか!」の感動がかなり大きかった私は、業務を進めるにあたり意識して事業計画書をみるようになりました。

 

そうしたところ、状況の理解がしやすく、また認識の統一もしやすく、仕事がしやすいということに気づきました。

 

 

具体的(いつ・どこで・誰が・どのように)に役立っている3つの経験

1.経営者含め、社内の認識を合わせるとき

経営者と従業員では、何度打ち合わせをしても事業に対する認識がずれていると感じる時があります。

経営者自身も、そのときの状況で考えが左右されていると感じる時もあります。

 

そのようなとき、事業計画書を一緒に確認すると、会社の沿革からどのような市場でどのように事業を展開していくのかが的確にまとめられているため、認識を統一し、経営者はそれに基づき次の展開を考え、従業員はどのような流れで今があるのかを的確に認識できると感じます。

 

事業計画書が客観的な立場から書かれている、というのも認識を統一しやすい理由かと思っています。

経営者の一方的な情熱のこもった話だけでは、なかなかついていけないと思うこともありますが、冷静に分析された事業計画書は説得力があります。

 

2.外部むけの情報発信を作成・更新するとき

HP、ECサイト、SNS、プレスリリースなどの業務が次々と経営者から指示を受けます。

 

作成や更新に追われていると、作ることに意識が行ってしまい、どこに向けて、どのような状況の中で会社が事業を展開しているのかの意識が薄れてきてしまいます。

作成する際に事業計画書を読み直す事によってどのような状況でどこに向けて商売をしているのかブレにくくなります。

 

新たな資料を作成するときに、どのように書いてどのような資料を集めれば良いのかの参考にしています。

「こういうところにこんなグラフがあるんだ」とか、「こういう表現で説明されるとわかりやすい!」などです。

 

慣れない部分を、わかりやすく書面で残してくれるので、第三者にも伝わりやすく自分たちも後々活用しやすいと感じいます。

 

3.問題に直面した時

何か問題に直面した時、事業計画書では事業の強み・弱みについても分析が行われているため、どのように解決すればいいか会社の資源を確認でき、解決への糸口を掴めます。

 

また、弱気になったときに、強みや機会について力強く書いてくださっている事業計画を読むと頑張ろうと思えます。

 

まとめ

 

以上のように、T社のさまざまな場面で役立っている事業計画書について述べさせていただきました。

 

事業計画書が役に立つ、ということを書きましたが、プロが書いた事業報告書、というところにも価値があるのではないかと思っています。

もちろん、事業をされる経営者ご本人が書いた方が良いのではないかと思います。

一方で従業員の私の場合は、プロの方がヒアリングをして分析して客観的立場から書かれいるというのが非常に読みやすく感じました。

 

また、事業内容は日々更新されていくものかと思いますので、定期的に作成し直した方がいいと思いました。

T社でも新たな展開を予定しており、その辺りも事業計画書に書いてあれば私の仕事がもっとしやすくなって、会社に利益を出しやすくなるのではと思います。

 

定期的に作成し直された事業計画書を常に見返して事業を進めていく・・・理想の姿に感じます。

 

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