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【起業・独立】やりたいこと×強み×ニーズ3つを確認して成功率を高めよう

【起業・独立】やりたいこと×強み×ニーズ3つを確認して成功率を高めよう

投稿日 2022.05.02 最終更新日 2022.07.04

やりたいことがでてきて、起業や副業をして収入を得たいと考えた時、もう少し考えて、その事業に強みはあるのか、ニーズはあるのかを考えてみましょう。

やりたいこと、強み、ニーズの3つが揃えば、事業の成功率が高まります。

 

経営・資金繰り改善

やりたいことだけではダメ、強みだけでもダメ

やりたいことだけではダメ

“やりたいこと”ができたから、起業や副業を考えることがあると思います。

やりたいことは、自身の情熱であり事業を推進するエネルギーでもあります。

やりたいことで起業ができれば素敵なことと思います。

思うような結果が出ない時でも、やりたい情熱があれば困難を乗り越えようと諦めずに努力が続きやすくなります。

なので、“やりたいこと”は無いよりは当然あった方がいいです。

 

ですが、やりたいことがあっても、それだけでは事業がうまくいくとはまた別です。

そこに、その商品やサービスを購入してくれる人がいなければ商売として成り立ちません。

 

“やりたいこと”だけで事業がうまくいっていないパターンとして、経営者の思い込みが先行して、そこに顧客のことが抜け落ちている事業者が、まぁまぁ見受けられます。

経営者の想いと顧客の要望を合致させましょう。

 

基本的には「誰に」(顧客)を意識しましょう。

 

強みだけでもダメ

強みは大事です。

強みとは簡単に言えば、競争相手より優れている事を指します。

もしくは、誰にでも簡単に出来ないことができることとも言えます。

競争相手より優れていれば、比較されたときに購入してもらいやすくなります。

誰にでも簡単に出来ないことができれば、それだけで依頼が来る可能性はあるでしょう。

中小企業の基本戦略は、強みを伸ばすこととも言われるくらい大事な要素です。

 

しかし、やりたいことだけでもダメなように、強みだけでもダメです。

これも同様に、人より得意なことや優れている事があっても、その商品やサービスを購入してくれる人がいなければダメだからです。

 

“強み”だけで事業がうまくいっていない代表的なパターンとして、自社の加工技術が優れている、もしくは優れた商品だから、顧客は良さをわかってくれて選んでくれるから大丈夫といった感じです。

 

顧客のニーズが変われば強みも強みでなくなります。

こちらも基本的に「誰に」(顧客)を意識しましょう。

 

やりたいことと強みの組合せでもまだ弱い

では、やりたいことと強みが組み合わされればどうでしょうか?

単独よりかマシでしょう。

ですが、これもやはり、その商品やサービスを購入してくれる人がいなければダメでしょう。

 

需要があって、供給ができて、対価をもらえる。

 

需要とはニーズであり、需要が無ければ事業を継続させることは困難となります。

 

 

需要が最も重要

やりたいことだけでもダメ、強みだけでもダメですが、そこに需要があれば商売として成り立ちます。

需要(ニーズ)とは簡単に言えば、顧客の“困りごと”です。

「○○があれば良いのにな」「✕✕でなく△△だったら良いのにな」と言った解決されていないことです。

解決されていない困りごとで不便を感じている人がいれば、解決策を提示することで購入してもらえる可能性があります。

 

あふれる情熱があり、素晴らしい商品、素晴らしいサービスだったとしても、購入する意思のある人がいなければ商売として成り立ちません。

 

例えば、釣りがものすごく情熱を注いでいる趣味で、釣り上げる技術も備わっており、さらに高価な釣り具を持って釣りに出かけても、そこに魚がいなければ釣れない、のと同じと言えます。

魚がいれば初心者でも釣りやすいですし、魚がいなければベテランでも釣れません。

 

顕在ニーズと潜在ニーズ

ニーズを満たす手段「ウォンツ」とは

ニーズとは、顧客の欲求や目的のことです。

そしてウォンツとは、ニーズを満たす「手段」です。

顧客が購買行動を起こすのは、欲求を満たしたり目的を達成したりするための行動です。

 

この手段としてのウォンツは、需要となって目に見えて現れます。

 

顕在ニーズとは

一口に需要と言っても、顧客自身が欲求を満たす手段として、欲しい物やサービスを自覚している状態を、顕在ニーズと呼びます。

 

喉を潤したい欲求を満たすために、水を買う。

アメリカに行く目的があるから、飛行機のチケットを買う。

のように、欲求を満たす手段、目的を達成するための手段として、顧客自身が自覚している場合です。

 

潜在ニーズとは

一方潜在ニーズとは、顧客が欲しい理由を掘り下げたときに、満たしてほしい欲求や達成したい目的と言えます。

例えば、「アイスコーヒーを飲みたい」目に見えた欲求があったとしても、真の欲求は「のどが渇いているから」や「リラックスしたいから」など、同じアイスコーヒーを飲む行為でも顧客によって異なります。

のどが渇いている欲求を満たすのであれば、他にも「スポーツドリンク」でもいいですし「お茶」でもいい訳です。方やリラックスしたい欲求を満たすのであれば、「リラクゼーションルーム」でも「アイスクリーム」でも、その人がリラックスできることを満たしてあげればよいのです。

 

このように、潜在ニーズを掴むことができれば、表に現れていない需要を喚起することができるようになります。

先ほどの例でいれば、「リラックス」したい欲求を満たすため、アイスコーヒーを飲むのではなく「アイスクリーム」でリラックスできると顧客に気付いてもらえば、アイスクリームの需要を伸ばせます。

この場合は、「アイスコーヒー」に使うお金を「アイスクリーム」が奪ったとも言えます。

 

やりたいこと、強み、ニーズの3つが揃えば、事業の成功率が高まる

ニーズがあれば、商売として成り立ちます。

そこに、強みがあれば、力を発揮できるでしょう。

ニーズにやりたいことが重なれば、楽しく起業のスタートが切れるでしょう。

 

さらに、3つが揃えば理想的です。

 

会社員の方でいえば、やりたい訳でもなく好きでもなく、さらには自分の得意な事でなくても、会社から求められていることを遂行しているので、クビにならず給与をもらえている訳です。

”会社から求められる事=ニーズ“に対して”労働力を提供“しているからです。

 

また、やりたい訳でもなく好きでもないけれど自分に得意なことで、会社から求められている場合は、“自分の得意な事=強み“と”会社から求められる事=ニーズ“が合致しているので、重宝される社員と言えます。

しかし、自身に納得いっていないので、「もっとほかにやりたいことあるのになぁ」といった、ある意味贅沢な悩みが発生します。

 

また、“自分のやりたいこと”と”会社から求められる事=ニーズ“が合致していれば、仕事に打ち込むでしょう。結果が出なければ評価が下がるかもしれませんが、やりたいことなので、そのうち”強み“を身につけられる可能性は高いです。

 

会社員のように毎月決まった給与をもらえ解雇されにくい環境あれば、得意になるまで習得する期間があれば“やりたいこと”“すきなこと”を続けることができて“得意”になる期間がまだあります。

ですが、起業の場合は、資金に制約があるため“得意”になるまでの時間的余裕がない場合が多いでしょう。

 

以上のことから、やりたいこと、強み、ニーズの3つが揃えば、事業の成功率が高まります。

3つは揃わない場合だと、まずはニーズがある、もしくはニーズを喚起できる自信があることが絶対条件になります。

そして、強みがあることが望ましいです。

強みとニーズが揃えば、事業としてはうまくいく可能性は高いです。

さらには、やりたいことまで含めることができると、事業がうまく続いて成長する可能性が高くなります。

 

【まとめ】事業計画書・経営改善計画書の書き方

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