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【起業・独立】起業のヒント3つの切り口 好き・得意・困りごと

【起業・独立】起業のヒント3つの切り口 好き・得意・困りごと

会社が嫌いだ!

人に使われる人生はもう嫌だ!

会社員はもう嫌だ!

自分でおかねを稼ぎたい!

起業したい!

と、思うことがあるでしょう。

実際、私自身がそうでした。

 

しかし、実際、何をして起業しようかが明確でないと、先に進めません。

そのような時、ヒントとなる3つの切り口があります。

すでに「○○をするんだ!」と決めている人も、すこし立ち止まって考えて欲しいことです。

起業をしようと思っても、何の商売をしようか?どうやったら稼げるのか?

単に「起業をする」ことが目的となっているような人は、少し注意してください。

 

 

稼ぐためには需要が必要

商売は、「買ってくれる人」がいなければ始まりません。

どんなに素晴らしいモノやサービスでも、そこに買ってくれる人がいてはじめて売ることができます。

極端な話を言えば、高級なコートを持っていても、真夏の海では売れません。

そこには、欲しがる人がいないからです。

モノを売るには、買ってくれる人がいることが重要となります。

 

すでに欲しい人がいるモノを売るのか、世の中にはまだないが顧客が欲しいと思っているものを提案してモノを売るのか、大きく分けると2つに分かれます。

前者はみんなが欲しいと思っているモノ。目に見えている需要です。

後者はみんなあれば良いと思っているが、それをズバリ満たすものがないモノ。目に見えていない需要です。

 

すでにある、目に見えている需要を満たす

みんなが欲しいと思っているモノの極端な例は、砂漠で水を売ることです。

大航海時代では、コショウなどの香辛料もそうです。

要するに、なかなか手に入らず需要に比べて供給が少ないモノ。

これは簡単に売れますし儲かります。

 

世の中にない、目に見えていない需要を満たす

最近では、スマートフォンの登場で様々な欲求が満たされるようになりました。

手元に地図があったらいいな、本を読めたらいいな、すぐに調べれたらいいな、スマートフォンが出るまでは、コンピュータがいつでも手元にあれば解決できたとはわかっていても、実際には無かったので満たされていませんでした。

スマートフォンが出てからは、何でもかんでも手元でできてしまう。

「あったらいいな」と誰かが思ったものがアプリソフトとして次々と生み出される状況になりました。

こちらも、あれば良いと皆が思っているものなので、解決できるものを提示すれば買ってもらえます。

 

世の中の困りごと=需要(ニーズ)

両者に共通するのは、世の中の困りごとを解決するという事です。

 

水がない場所には水を提供する。

まだ世の中にない困りごとを解決するモノを考えて提供する。

真の欲求を満たす、他のモノより優れた提案をして提供する。

顧客の困っていることが、需要となります。

 

物体でなくても、ノウハウや知識、特技を使うことでも可能です。

例えば、パソコンやスマートフォン操作が得意な人が、苦手な人に教えることも立派な困りごとの解決です。

 

基本的に商売は、世の中の困りごとを解決してその対価をいただくことです。

世の中の困りごと=需要(ニーズ)

と言ってもいいかもしれません。

 

何で起業しようか迷ったときは

「世の中の困りごとを解決する」

がヒントになります。

 

過去の経験を活かす

次に考えるヒントとなるのは、自分の過去を振り返ることです。

生まれたときから現在に至るまで、自分の経験の棚卸をしてみましょう。

 

1万時間の法則を聞いたことはありますか?

成功者は大成するまで下積みに1万時間を費やしているという研究から語られています。

この研究はプロのトップレベルになるにはそれぐらいの時間をかけているという事で、何でも1万時間かけなければ一人前になれないという話ではありません。

「天才! 成功する人々の法則」(著:マルコム・グラッドウェル)

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1万時間とは言わなくても、過去を振り返れば、人には負けない学習や経験を積んでいることがあるはずです。

人には負けないとは、日本で一番とかでなくても、自分が起業する場所の商圏で上位には入るだろうくらいで大丈夫です。

 

過去の経験は自分の「強み」になりやすい

過去の経験は自分の「強み」になりやすいです。

なぜなら、長時間積み重ねた学習や経験は、得意になっていると考えられますし、経験量が多ければ様々な成功や困難を体験しているからです。

そのため、人には負けない「強み」になりやすいと考えられます。

ちなみに、中小企業の経営の基本戦略は「強み」を活かし、伸ばすこととされています。

 

何で起業しようか迷ったときは

「自分が過去に行った学習や経験」

がヒントになります。

 

好きなことは?嫌いなことは?

もう一つのヒントとなるのは、自分にとって好きなことは何かを考えることです。

別に、直接的に好きなことを仕事にしましょうと言っているのではありません。

自分の好きなことに共通することは何なのかを考えてみます。

 

例えば、趣味が読書だったら、なぜ読書が好きなのかを掘り下げます。

また、他にも自分の好きなことを掘り下げていきます。

好きな理由をできれば紙に書き出してみましょう。

何かしらの共通点があるはずです。

逆に嫌いなことも掘り下げてみましょう。

こちらも何かしらの共通点があるはずです。

 

好きなこと、嫌いなことを掘り下げると起業に大事なことが見えてくる

なぜ好きなことを掘り下げて考えるのかというと、好きなことの共通点を活かせば、長続きができるはずと考えるからです。

仕事で大事なスキルの一つは「続けることができる」です。

「続けることができる」自体がスキルであり才能とも言えますので、それを活かせるのであれば起業にも役立ちます。

 

逆に嫌いなことを掘り下げて考えるのは、嫌いなことの共通点を探り、それを裏返せば価値観が見えてくるからです。

せっかくの起業なので、嫌いなことの共通点はやらないように、自分の価値観を大事にしてみましょう。

儲かるから、みんながやっているからと言って、自分と合わない価値観で事業をするのは途中で嫌気がさし、継続させることが困難になるでしょう。

 

自分にとって大事なことは何なのか?

それが価値観であり、起業した後にブレない軸となります。

 

好きなこと、嫌いなことを知ることは、継続させられるか否かを知ることにつながります。

 

何で起業しようか迷ったときは

「好きなことと嫌いなこと」

がヒントになります

 

3つの切り口「好き・得意・困りごと」が重なる分野を探す

起業をするとき、何の事業をするかは

  • 世の中の困りごとを解決すること
  • 自分が過去に行った学習や経験
  • 自分の好きなこと

の3つが重なる分野が望ましいです。

 

経営は、「需要」に対して「強み」を活かし「続ける」ことが大事です。

中小企業経営の基本戦略は「強み」を活かし、伸ばすこと。

「続ける」とは同じことの繰り返しではなく、少しずつ良くしていくこと、困難にぶち当たっても乗り越えられること。

この3つがある分野であれば、起業をしてみる価値はあると思います。

 

さいごに

起業をしたいと考えて、流行っているから、他の人が儲かっているから、の理由で事業を選ぶことも一概に間違いとは言いませんが、長続きできるかどうかの部分で心配になります。

もちろん次々と新しいことに取組んで上手くいっている起業家もいますので否定はしません。

素早く柔軟に動いて収益を上げる事も立派な戦略です。

しかし、基本的にその戦略には資金力が必要と考えます。

そのため起業の時には、「需要」に対して「強み」を活かして「続ける」ことができる事業を行うことが良いと考えます。

 

【まとめ】事業計画書・経営改善計画書の書き方

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