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【体験】徳島県神山町へ子供を連れてのワーケーション

【体験】徳島県神山町へ子供を連れてのワーケーション

ワーケーション。

実は定義が一つになっているわけではないですが、観光庁によると

・「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語

・テレワーク等を活用し、普段の職場とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごす

となっています。

観光庁ワーケーションHPより

 

新型コロナウイルスにより、在宅勤務が急速に増えました。

そして、オフィスに出社して必ずしも働く必要はないのでは、との考えからワーケーションも知られるようになりました。

ワーケーション自体は2000年ごろのアメリカで始まったそうなので、日本は20年遅れて始まりそうという感じでしょうか。

 

当社もコロナウイルスにより外出自粛になり、世の中が急速にzoomなどを使ったwebでのやりとりが普通になってきたことの恩恵を受けています。

お客様側もwebによる面談に対して抵抗感が無くなってきたこともあり、当社でも新潟・福岡・宮崎にお客様がいらっしゃいますが、通常はwebで面談をしています。

とはいえ、100%webで事足りるかと言えば、そうはいかないかなとも思います。

関係性や支援内容によるところはありますので、うまく組み合わせてすることが大事かと思います。

 

ワーケーションをやってみよう

そのような中、ワーケーションを知り、一度やってみて実際どうだったのか体験したいなと考え始めたのが2021年の夏ごろでした。

 

そこで、定期的にwebで勉強会をしているメンバーの中小企業診断士やコンサルタントを、ワーケーションに誘ってみました。

メンバーは住んでいるところが愛知県、京都府、兵庫県、愛媛県とバラバラなこともありいつもはwebでの勉強会でしたが、リアルに集うワーケーションは丁度良かったと言えます。

 

どこに行こうか?場所は徳島県神山町

ワーケーションを実施するにあたり、全員でいくつかの候補地を挙げていきました。

ANAの事例で取り上げられていた愛媛県松山市の道後温泉や、ワーケーションの誘致が盛んな和歌山県白浜町も候補として挙がりました。

いろいろとやり取りをしていたところ、メンバーの一人が徳島県神山町を候補に挙げました。

徳島県神山町は早くからIT企業のサテライトオフィスがあり、国内外からのアーティストが里山に創作物を作るなど、町ぐるみで外部からの人を受け入れいれています。

https://www.in-kamiyama.jp/

 

近くに焼山寺という四国八十八か所巡りの一つのお寺もあり、お遍路さんが多かったのも受け入れやすい土壌になっていると言われています。

地元の方の努力もあり若者の移住者も増え、2023年春には“神山まるごと高専”ができるなど、山深い町ですが活気がある場所です。

https://kamiyama-marugoto.com/

 

サテライトオフィスの概念もまだなかったころに、いち早くIT企業がサテライトオフィスを作った先端的な町を実際に泊まって体験してみようとなり、徳島県神山町でワーケーションを体験してみることになりました。

 

私は5年前に「神山プロジェクト 未来の働き方を実験する」の本で徳島県神山町のことを知っていましたが、実際に行くことになるとは思ってもいなかったので、実際に訪れることになり当日を楽しみにしていました。

神山プロジェクト 未来の働き方を実験する

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誰と行く?参加メンバーは住んでいる場所もバラバラ、家族連れ子供連れもアリ

今回の参加メンバーは、愛知県、京都府、兵庫県、愛媛県と所在地がバラバラです。

また、家族全員で参加するメンバーもいますし、私は娘を連れて参加するなど、当事者だけでなく、家族で行くとどうなるのかも体験としてできました。

 

住んでいる場所がバラバラなメンバーなので、どこかに目的をもって集まることは、集まる動機付けとしてよかったと思います。

我々は5年前、認定支援機関になるため中小企業大学校関西校での研修で知り合ったメンバーですが、実際に全員揃って会うのは研修以来5年ぶりでした。

 

いつしようか?ワーケーションの実施期間は10月中旬の土日を含む2泊3日

ワーケーションの日数をどうしようかと話し合ったところ、1泊2日では短すぎで、3泊4日だと業務に支障がでるかも、ということで土日を含む2泊3日になりました。

土日を含んだことで、家族の参加もしやすくなりました。

学校もあるし、遠方から来る人もいるので、現地は初日の夕方集合となりました。

 

ワーケーションの話しをしていた時、

「実際にワーケーションに行けるのは独身か子育てが終わったシニアに限られるのでは?幼児であればまだ連れていきやすいけど、学生だと学校もあるし気軽にできないのではないかな?」

などの意見も出ました。

 

近年では父親も育児をするのが当たり前になってきていますし、女性も出産後続けて働くことも当たり前になってきています。

ワーケーションを実施する際、家を空けやすいのかどうかも関わってくることが、実際に計画をしてみて実感できました。

当たり前と言えば当たり前ですが、具体的に計画に落とし込んで「そういやそうだよね」と気づくことができました。やってみないと意外と気づかない点もあるものです。

 

どこに泊まる?WEEK神山は一面ガラス窓で山と川が一望の素敵な宿

場所が決まればどこに泊まるのかを決めなくてはなりません。

幸いなことに、神山町はコワーキングスペースもあり、また、そのような人向けの宿泊施設もありました。

 

WEEK神山

https://week-kamiyama.jp/

ワークルームと名の付く部屋もあります。

コンセプトである”STAY&WORK”を体現した部屋で、ワーケーションにはぴったりの部屋です。

 

私は子供と二人で参加だったので、2階のダブルルームに泊まりました。

食事も、地元の食材を使い、素朴ながらも味わいの深い料理でした。

 

ワーケーションで何をしようか?グループワークと個人ワークを体験しよう

ワーケーションなので、もちろんワークをしなければ意味がありません。

“普段の職場とは異なる場所で仕事”で本当に生産性が高まるのか?創造性が高まるのか?の確認もしたかったです。

そこで、初日の夜に個人ワーク、二日目の午前中にグループワーク、午後は各自でワークかバケーションとなりました。

 

神山町は特別有名な観光地という訳でもなく、自然が豊かで静かな場所でした。

 

 

ワーケーションを体験した感想とメリット

実際にワーケーションを体験してみた感想は、たまにするのはアリと思いました。

 

同じ仕事内容でも、いつもより集中することができました気がします。

何もないから集中できたとも言えます。

部屋からは窓からは美しい山並みと川が一望できるため、リラックス効果もあったのかもしれません。

 

我々の場合は、普段からパソコン一つあれば仕事ができる内容であるので、ネット環境があれば基本的にどこでもできるので、馴染みやすいのはあったと思います。

 

グループワークはコワーキングスペースの会議室を借りてしましたが、設備も揃っていましたし、何も問題はなかったです。

都会の会議室でするよりも、特別感があるので気分的にはいい感じでした。

 

ワーケーションとは関係の無いことですが、やはりリアルに会ってミーティングをするのはメリットが多いことを感じました。

いつもはWEBでしたが、どうしても会話のテンポがずれるなどもありますが、リアルだとそのあたりの空気感を感じながらできるので、同じ時間でも情報量の交換も増え、議論も活発だったと思います。

 

また、同じ場所に宿泊しているため、すぐに相談できることです。

外のベンチに座って仕事の話しをすることもありましたが、山奥でするのはなんだか気持ちが良かったです。

 

新しい新事業の構想を練る、新商品・新サービスを開発する、会社の課題の解決策を練るなど、創造性を求められるようなことは、ワーケーションにぴったりなのではないかと思いました。

経営者が会社方針を決めるなど、自分と向き合うことが必要な場面でも有効な気がします。

 

他にも、宿泊をともにすることは関係性構築に役立つでしょう。

 

 

ワーケーションのデメリット

ワーケーションのデメリットは、会社によっては参加者が限られる、コストがかかる、移動時間がかかる、などがあると思います。

 

また、プライベートと仕事を完全に切り離したい人や、組織内で関係性を構築したくない人がメンバーにいるなどの場合は、有難迷惑な施策に映るでしょう。

そのため効果が出ないばかりか、むしろ、逆効果になるかもしれません。

 

この辺りは、経営方針で変わってくると思いますし、組織に必要とするメンバーの気質などで異なるでしょう。

また、事前の関係性の度合いによっても異なるでしょう。

普段の組織づくりや関係性によっても、ワーケーションが効果的になるのかどうかも変わると思います。

 

子供を連れて行ってみて

今回子供を連れて行きましたが、子供が親以外の大人の人と多少なりとも関われたこと、親がどのような人たちと仕事をしていることがみえたことなどは、必ずプラスに働くと考えています。

子供もいつもと違う環境を楽しんでいました。

親や先生など、普段は限られた大人としか関わりませんが、いつもと違う刺激はあったのではないかと思います。

 

小学生低学年以下のお子さんもいましたが、川遊びや自然で思いっきり遊べていたようなので、単なる旅行とはまた違う体験になったのではないかなと思います。

 

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