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【経営】会社を倒産させる⁈経営者の特徴5選

【経営】会社を倒産させる⁈経営者の特徴5選

投稿日 2024.10.16 最終更新日 2024.10.28

東京商工リサーチによりますと、2024年上半期の倒産件数は5,095件で前年に比べ17.8%増加だそうです。

 2024年度上半期(4-9月)の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は、件数が5,095件(前年同期比17.8%増)、負債総額は1兆3,754億100万円(同13.8%減)だった。
件数は、年度上半期では3年連続で前年同期を上回り、2014年度同期(5,049件)以来、10年ぶりに5,000件台に乗せた。

東京商工リサーチ 2024/10/8

 

コロナも終わり、コロナに関する支援策が次々と打ち切られています。

これまではコロナに関連すればだれでも簡単に借りることができましたが、今年に入ってから特に金融機関の姿勢も変わりました。

円安や原料高、最近は人件費の高騰など、コロナの時よりも今年のほうが資金繰りがより厳しくなった企業が増えた感じを受けます。

 

コロナ融資などの支援策が終わることはわかっていましたので、その間にうまく次につなげられた企業とそうでない企業の差が出てきていることもあるでしょう。

外部環境がいいときはどんな会社も基本的に業績もよくなりますが、外部環境が悪化したときにその会社の力が試されてしまいます。

 

小さな会社の場合は特に経営者の行動や考え方はその企業の命運を左右します。

会社を成長させるためには、正しい判断や持続的な努力が必要です。

しかし、中には会社を失敗に導いてしまう特徴を持つ経営者もいます。

そこで今回は、独断と偏見で会社を潰しがちな経営者5つを挙げたいと思います。

あなたの努力は報われていますか?自己流経営に限界を感じたらご相談ください。

会社を潰しがちな経営者ワースト5

第5位:数字が苦手

会社経営でまず大切なことの一つは、「数字」をしっかり理解することです。

売上、利益、コスト、キャッシュフローなど、経営に関わる数字は会社の健康状態を示すバロメーターとなります。

数字が苦手な経営者は、この指標を無視したり、感覚だけで経営判断を下してしまいがち。

 

たとえば、売上が上がっていても、支出がそれ以上に増えていれば利益は出ません。

売上だけを見るのではなく、コスト管理やキャッシュフロー(資金の出入り)をしっかり把握することが大切です。

数字が苦手な経営者は、こうした管理ができないために、気づかないうちに会社が赤字を抱え、資金繰りが悪化しがち。

 

また、金融機関からの融資を受ける際、財務状況を理解していないと信用を得られません。

数字に強い経営者は、投資や融資を引き出す際にも有利になります。

 

毎月の売上・コスト・利益、キャッシュフローをしっかり確認し、数字に基づいた経営判断をする習慣をつけましょう。

ですが、どうしても数字が苦手な方がいるのも承知しています。

そのようなときは、数字が得意な人にサポートしてもらいましょう。

明らかに、社内に経理がわかり、しっかりと経営者を補佐できる人(昔で言えば番頭さん)がいるかどうかで違いがあります。

 

数字が苦手な場合は、補佐してくれる人がいれば大丈夫なので第5位としました。

 

第4位:続けない

成功するためには、粘り強さが必要です。

何か新しいことを始めた時や、新しい戦略を試した時、すぐに結果が出ないことはよくあります。

しかし、そこで諦めてしまうと、成功のチャンスを自ら手放すことに。

むしろ、すぐに結果が出ないことがほとんどでしょう。

半年や1年は結果が出ないということは良くあることで、目が出るまで2年3年ということも普通です。

 

たとえば、新しいマーケティング戦略を始めても、初めの数か月で大きな成果が出ないかもしれません。

そこで「うまくいかない」と判断してすぐにやめてしまうと、本当に成果が出るタイミングを逃してしまうことになります。

ビジネスの多くは時間をかけて継続することで結果が出ることが多いため、すぐに諦めてしまう経営者は成長のチャンスを逃すことにも。

 

続けることが難しいと感じる場合は、小さな成功体験を積み重ねることが大切となります。

たとえば目標を小さく設定し、段階的に成果を上げることで成功を実感するなどの工夫も必要でしょう。

過程を測定して、正しい方向に進んでいるかを定期的に評価しましょう。

 

流行りのことに飛びつきがちな経営者は多いですし、気持ちはよくわかります。

ここで大事になってくるのは、経営者としての信念。

 

短期間で結果が出なくても、長期的な視野で見て、粘り強く続けることが大切です。

焦らずに戦略を続け、成果を待ちましょう。

一方で、想定外のことや間違った方向に進んでいるとなれば、いったん立ち止まって進めるべきかどうかを判断することも大事となります。

 

必ずしも何でもかんでも続ければいいということでもないので、第4位としました。

 

第3位:浪費癖

企業経営において、資金の使い方は非常に重要です。

無駄な出費が多いと利益を圧迫し、会社の成長を妨げることになります。

浪費癖のある経営者は、会社のお金を必要以上に使ってしまうことが多く見受けられます。

具体的には、贅沢なオフィス、不要な人員の採用、高額な接待費や無駄な広告費などなど。

 

たとえば売上が上がっているからといって、高価なオフィスや設備をどんどん導入してしまうと、利益を圧迫してしまい、成長のための資金が不足してしまいます。

また、必要のない設備投資や、効果の薄い広告にお金をかけると、資金がすぐに尽きてしまい、結果的に資金繰りが悪化。

資金は有限です。

 

浪費癖のある経営者は、会社の未来を考えずにお金を使いすぎる傾向があり、短期的な満足感に囚われてしまいます。

これを防ぐためには、お金の使い方を見直し、本当に必要な支出だけに焦点を当てることが重要です。

 

支出を見直し、不要な経費は削減するように心がけましょう。

特に、見栄でお金を使っているのか、しっかりと利益を生み出しているのかを自問自答することをお勧めします。

大きな支出をする際は、その投資が本当に収益につながるかを慎重に計算し、判断することが望ましいです。

 

支出以上に利益を生み出している間は問題が表面化しません。

問題が表面化するのは、成長が止まった時、一気に資金繰りが悪化します。

 

浪費癖自体は良くないと思いますが、そこは個人の自由なので第3位としました。

 

第2位:責任感がない

会社の経営において、責任感は非常に大切です。

経営者は、成功も失敗も自分の責任だという自覚を持たなければなりません。

そんな経営者なんていないだろうと思われるかもしれませんが、意外といるもんです。

 

責任感のない経営者は、問題が起きたときにそれを他人や外部環境のせいにしてしまいがち。

ここが一番の問題かもしれません。

たとえば、売上が下がったときに「市場が悪い」「景気が悪い」と言って問題を放置する。

プロジェクトの失敗を従業員の能力不足と結びつける。

こうした姿勢は、組織全体に悪影響を及ぼし、問題解決の機会を失うだけでなく、チームのモチベーションや信頼関係にも悪影響を及ぼします。

 

そのため責任感がない経営者は、最終的に会社を崩壊させるリスクを抱えています。

責任を他人に押し付ける経営者は、自ら問題を解決する機会を逃していることに気が付きません。

問題を認識し、それに対して責任を持ち、具体的な改善策を打ち出すことができる経営者こそが、会社を成功に導びけます。

 

また、責任感がないと、チーム全体の士気にも悪影響を与えます。

社員が経営者に信頼を持てない場合、組織全体が崩れてしまう可能性が非常に高くなることに。

逆に、責任を持って問題に立ち向かう経営者は、社員からの信頼を得やすく、チームとして強力な組織を作り上げることができます。

 

問題が起きたらまず自分で解決策を考え、責任を持って行動することが大切です。

責任逃れをせず、誠実な対応を。

「でも」「だって」が口癖となっていると要注意。

逃げる人は信頼されません。

ですが、責任を取るのは当然とみられ、決断の重さもあるポジションなので、大変と思います。

 

責任感がないのは経営者としては致命傷かなと思いつつも、なぜか優秀な人に支えられてたりすることもあるので第2位としました。

 

第1位:チャレンジしない

現代のビジネス環境は、変化が激しく、絶えず新しい技術や市場ニーズが生まれています。

デジタル化が進み20年30年前に比べると、物事の変化がより早くなっている印象です。

そのため、経営者がチャレンジ精神を持って新しいことに取り組む姿勢、いや、新しいことに取り組み続けることが重要です。

しかし、保守的な経営者は、リスクを避けて現状維持を優先する傾向があります。

これが、会社の成長を妨げる最大の要因の一つで、最も大きな倒産リスクです。

 

チャレンジしない経営者は、革新を恐れ、既存のビジネスモデルや製品に固執しがち。

例えば、新しい市場に進出することや、最新の技術を導入することはリスクを伴うものです。

しかし、挑戦しなければ競合他社に遅れを取り、市場での競争力を失う可能性があります。

競合他社が新しい市場に進出したり、新技術を導入している間に、変化を拒む企業は競争力を失い、最終的には市場シェアを奪われてしまうからです。

逆に、リスクを管理しながら積極的に挑戦することで、会社は成長し続ける可能性が高まります。

これを避けてしまう経営者は、その機会を逃してしまいます。

 

周囲や環境は嫌でも勝手に変わります。

リスクを恐れず、新しい事業やアイデアに挑戦しましょう。

変化に対応し、常に成長を目指す姿勢が大切です。

 

チャレンジをすればすべてがうまくいくとはもちろん言いません。

ですが、新たなことに挑戦していない会社は環境の変化に対応できないことは間違いないです。

そのためチャレンジしない経営者を1位としました。

 

小さな会社は経営者次第

小さな会社は経営者次第で、良くも悪くも変化します。

その振れ幅は小さいほど顕著に出ます。

 

また、中小企業の経営者は従業員と近い分、「ついていきたい」「この社長を支えたい」と思わせたもの勝ちとも思います。

「ついていきたい」「この社長を支えたい」と思わせるやり方は人それぞれでしょうが、上に立つと、思った以上に見られます。

 

まとめ

会社を倒産させる経営者には、共通する特徴があります。

しかし、これらはすべて改善できる問題です。

数字をしっかり理解し、諦めずに努力を続け、無駄な浪費をやめ、責任感を持って行動し、新しいことに挑戦する姿勢を持つこと。

一人でできなければ、協力者に頼ればいいと思います。

外部環境の変化にいかに対応するかが、小さな会社にとって一番大事なことです。

あなたの努力は報われていますか?自己流経営に限界を感じたらご相談ください。

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