投稿日 2024.02.08 最終更新日 2024.10.28

機能性とファッション性を合わせ持つ「誰もが選べる洋服」ド「YEW BERRY（イエローベリー）」

自社ブランドを持つことを目標とされていたKu-s’様。

大阪船場の３姉妹。

お会いするたびに、なぜかこちらが元気になる方々です。

 

【プレスリリース】三姉妹と中小企業診断士が紡ぐ新ブランド～障がい者と共に生み出すインクルーシブファッション～

 

たまたま障がい者の方のファッション事情を知ったことをきっかけに、自社ブランド展開の準備をしてきました。

きっかけから約１年、なんばマルイにてポップアップストアの出店、CAMP FIREにてクラウドファンディングを実施することができました。

 

 

今回はタイミングよく、大阪府が実施している令和５年度新事業展開テイクオフ支援事業を活用させていただき進めてきました。

https://osaka-takeoff.com/activity/2024-01-30-3033/

 

これまでの取り組み

2023.2　障がい者の方のファッション事情を伝え聞く

2023.3　NPO法人アイ・コラボレーション神戸　理事長　板垣宏明様に、障がいをお持ちの方をご紹介いただき、ファッションに関するお話や、実際の洋服の着脱風景を拝見させていただく。

2023.4　新ブランド構想を練り始める

2023.8　企画開始

2023.11　1ｓｔサンプルが完成

2023.12　障がい者の方、ミセスの方に試着を実施してもらいフィードバックをもらう

2024.1　2ndサンプル完成

2024.2.1～3.10　CAMP FIREにてクラウドファンディングを実施

2024.2.2～4　なんばマルイにてポップアップストア実施

 

ポップアップストアの様子

 

ブランドコンセプトは”機能性とファッション性を合わせ持つ「誰もが選べる洋服」”

障がいがあるからと言って何も特別な洋服を求めている訳ではないこと。
必要とされているのは、ほんの少しの配慮。

これは、実際に３名の障がいをお持ちの方にお話を聞いて気付いたことです。

 

そしてそれは、Ku-s’様が服作りで大事にされてきた、

「いつまでもおしゃれを楽しめる着やすさにもこだわったモノづくり」

が活かせるのではないか？と考えました。

 

もともとKu-s’様はOEM企画で服作りをされてきました。

そして企画する洋服は、ミセスの方でもファッションを楽しんでもらえる洋服とのことで、多くの卸売りや小売り店から高い評価を受けられています。

年齢を重ねると、どうしても体の可動域が狭まったり、体系も変化してきます。

そのような、顧客に寄り添った服作りをされてきました。

 

誰しもが年齢を重ね、体形も変わると、今までできたことがだんだんとできなくなる。
誰しもがケガをしたり病気をしたりして、今までと同じことができなくなる。

そうであれば、体の不自由など関係なく、ファッションを楽しんでもらえる洋服づくりを通じて社会を変えたい。

との想いから「インクルーシブなデザイン思想」を取り入れたオリジナルブランドを立ち上げることとなりました。

 

このあたりのことは、CAMP FIREのプロジェクトページに詳しく記載しております。

 

クラウドファンディング制作支援

当社では新事業展開テイクオフ支援の伴走支援と併せて、クラウドファンディング制作支援を行いました。

クラウドファンディングは過去に少しだけ関わったことがあるだけで、しっかりと取り組むことは初めてのことでした。

Ku-s’様と一つのチームとして、色々と調べながら、相談しながら進めました。

 

やはり、見聞きしていることと、実際やるとでは異なります。

口では簡単に言えても、タイトルやあいさつ文、これまでのいきさつ、経営者の思い。そして、商品説明など。

テキストだけでも色々と考えなくてはいけません。

そして、写真がとても大事になってきます。

今回はKu-s’様で写真を準備していただけましたので、その点は助かりました。

 

なかなか大変な取り組みだと思いますので、外部のコンサルや制作会社を活用する人の気持ちもわかりました。

ですが、単に丸投げするのはもったいないなとも思いました。

HPを制作した時にも感じましたが、その制作過程がとても大事だなと考えます。

【実績】ワードプレスとSWELLを使って支援先のホームページを制作しました

 

 

CAMP FIREの事前審査にドキドキ

当初のスケジュールからは少し遅れていましたが、何とかポップアップストアの1週間前までには申請することができました。

不可になることは無いと思いつつも、どれくらいの期間がかかるのか？（5営業日とも書かれていますので、結構長い）どれくらいの修正が必要なのか？など、初めてなのでヤキモキして待ちました。

1日くらいでいくつかの修正箇所の連絡があり、その後もいくつかのトラブルがありましたが何とか当初の予定通り、2/1の昼前に公開することができました。

 

クラウドファンディングは公開した後も、しっかりと手直しをしたり報告をすることが大事です。

引き続き、内容を充実させていきたいと考えています。

【プレスリリース】三姉妹と中小企業診断士が紡ぐ新ブランド～障がい者と共に生み出すインクルーシブファッション～