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【経営】社長・経営者にしかできない3つの仕事

【経営】社長・経営者にしかできない3つの仕事

投稿日 2022.03.03 最終更新日 2022.07.04

事業を運営するにおいて、様々な仕事があります。

その中でも、経営者にしかできない重要な仕事が3つあります。

 

それは

①決断すること

②責任を負うこと

③方向性を示すこと

です。

 

起業をする。フリーランスになる。または事業承継をする。

経営者になったら、重要な3つの仕事を行う必要になります。

 

経営・資金繰り改善

経営者の最大の仕事は、“やること”と“やらないこと”を決めること

経営者の最大の仕事は、「決断すること」になります。

 

AかBを選ぶとき、明らかにA案が優れているとわかれば問題ないのです。

しかし、Aを取れば、○○は良くなるが✕✕が悪くなる。一方でBを取れば、✕✕はいいけど、△△はよくない・・・など、A案もB案も善し悪しが入り混じることが多いでしょう。

そのような時でも、経営者は決断をしなければなりません。

どちらを取っても正解かもしれませんが、決めなければ先に進みません。

このように、経営者は決めることが仕事になります。

 

しかし、“やること”を決めることは“やらないこと”を決めることに比べると、比較的容易かもしれません。

 

一番難しいのが“やらないこと”を決めることです。

あれもやる、これもやる、といった足し算で考えられる場合はまだいいのです。

しかしながら、中小零細企業や個人事業主の場合は、資源(ヒト・モノ・カネ)が限られるので、何でもかんでもできるわけではありません。

どうしても、領域を絞る必要に迫られます。

また、時間軸でみても同時にできることは限られますので、優先順位を考えることになります。

このように、やらないことは何かを捨てることでもあるので、決断するのが難しくなります。

 

「決断」をすることは、他の人に任せてよい部分ではなく、経営者の責任で行う必要がある一番重要な仕事となります。

 

経営者は責任者として全ての責任を負う

経営者は組織のトップです。

そして責任者として全ての責任を負う立場となります。

これが、経営者とその他の人との大きな違いと言ってもいいでしょう。

 

もちろん、取締役以上になると経営の責任を負うことになりますが、最終的には代表取締役が全ての責任を負うことになります。

上場企業の副社長だった人でも、社長になると責任の重さが違うと言ってました。

 

部下の責任にしたい場面があったとしても、外部環境の責任にしたい場面があったとしても、最終的には経営者の責任と周囲はみなします。

この辺りが、「経営者は孤独」といった事につながるのでしょうか。

 

最終責任を負う立場なので、組織マネジメントをしたり、リスクヘッジをしたりと、継続的に経営できる環境を整えることも大事な仕事となります。

 

どこに組織を向かわすのか方向性を示す

最後に経営者の大事な仕事は「方向性を示す」ことです。

 

一人でも雇用すれば組織になります。

また、誰も雇っていないから関係ないということでなく、社外の協力してくれる個人事業主や取引先の人々に対しても「どこに進みたいと思っているのか」を示す必要があります。

方向性を示さないと、みな思い思いに考えて、結果として整合性の取れない動きになりかねません。

 

大きな方向性を示すことができるのもまた、経営者だけです。

責任を負う立場であり、そのリスクを負う分、進みたい方向性を決めることができると考えてもよいでしょう。

 

進む方向を示し、関わる人のベクトルを合わせることで、一人ではできなかったことができるようになります。

また、一人でも経営者として事業を営むにあたっても、「自分はどの方向に進みたいのか」を持っていないと、場当たり的な対処になりかねません。

 

そのためにも、方向性を示すことは経営者の重要な仕事となります。

 

事業を通じて何を達成させたいか

方向性を示すとは、「事業を通じて何を達成させたいか?」を考えることになります。

よく言われる経営理念やミッションに相当します。

 

そうなると「必ずしも経営理念やミッションがないとダメなのか?」ということにもなりますが、この辺りは実は難しいところです。

 

結論を言えば「無くてもいいけど、あった方が何かといい」と考えます。

あったほうが良いのは、組織を束ねるとき、賛同者を募るときです。

「事業を通じて社会に対して○○を良くしたいと考えている」と言われれば、その協力にしようと思ったり、考えに賛同してくれそうな人を探そうと思ったりしやすいのも事実です。

 

経営者であれば「事業を通じて達成させたいもの」がある方が、目標もできるし、なによりも仕事を楽しめるかと思います。

 

最後に

経営には正解はないと考えています。

経営者の数だけ正解はあると思います。

ですが、①決断すること②責任を負うこと③方向性を示すこと、の3つはどのような経営をするにしてもついて回るものと考えます。

 

これから起業しようと思う人、事業を承継しようとする人は、経営者になるにあたっての大事なこととして、経営者しかできない3つの仕事を意識してもらえればいいなと思います。

すでに事業を営んでいる人で経営に迷いがある人であれば、シンプルに3つに意識を絞ってみるのもいいと思います。

 

【まとめ】事業計画書・経営改善計画書の書き方

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