経営支援の事例紹介

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プレスリリース 事業計画 新事業開発 補助金 

自己流経営の限界を突破 新規事業とオリジナル新ブランド立上げ支援

ku-s’ 様

ku-s’ 様

大阪府大阪市
アパレル企画
事業規模:売上1億円以上
従業員数:5名以下

ku-s’様の三姉妹とお会いするきっかけは、2022年の秋に大阪府のエキスパートバンク(専門家)の派遣依頼でした。

これまで10年以上三姉妹で事業を営んできたものの、「コロナにより一時的に業績が落ち込み、また、円安による収益悪化にも見舞われたので、一度専門家の話を聞いてみよう」と言ったことがきっかけでした。

いざお会いをすると、非常に元気で明るく前向き。

専門家派遣による支援側でしたが、逆に元気をもらって帰る感じを今でも覚えています。

 

収益改善に向けて色々と話し合いを重ねているとき、顧客ニーズが存在するリペア事業の話が出てきました。

しかしそれを実施するには、100万円超の投資が必要となります。

タイミングよく大阪府の実施する補助金が公募開始されたので、応募することに。

無事に採択を受け現在では収益の基盤となる”リペア事業”となっています。

 

三姉妹と中小企業診断士が紡ぐ新ブランド

障がい者と共に生み出すインクルーシブファッション開発プロジェクト

ある時、身体的障がいがある方のファッションに関する悩みがあることを知ります。

実際、当事者の方はどのように考えているのかを NPO 法人アイ・コラボレーション神戸  理事長  板垣宏明様に相談したところ、障がいがある女性2名をご紹介いただけることになりました。

当事者の方からファッションに関するお話や、実際の洋服の着脱風景を拝見する機会を得ることができましたが、我々が知ったことは
「必要とされているのは障がい者向けの特別な服ではなく、ほんの少しの配慮」
ということでした。

Ku-s’の店舗には幅広い世代の方が顧客として来店されます。

年齢を重ねると体の可動域に変化が生じ、体形も年齢とともに変化するため、着やすく動きやすい洋服を求められることが多いことを知っていたため、ミセス向けファッション OEM 事業者としてデザインなどを工夫することで、年齢や体形のお悩みを解決する服作りのノウハウを持っています。

「何も特別なことをしなくても、自分たちがやっている、いつまでも誰でもおしゃれを楽しめる着やすさにもこだわったモノづくりが活かせるのではないか?」「誰しもが年齢を重ね、体形も変わる。誰しもがケガをしたり病気をしたりして、今までと同じことができなくなる。そうであれば、体の不自由など関係なく、ファッションを楽しんでもらえる洋服づくりを通じて社会を変えたい」。

との想いと、かねてから Ku-s‘様の目標であったオリジナルブランドを立ち上げることとが重なり、本プロジェクトとなりました。

 

オリジナルブランドを自らの手で企画販売することは、収益力の改善にもつながる取り組みです。

簡単ではないのは当然わかっていましたが、彼女たちの人柄やスキル、周囲を明るくするパワーがあれば十分可能であると思われ、現状の事業だけでは根本的な改善は難しいだろうと考えていました。

また、当社としても社会性の高い取り組みであり実現させたいことでもありましたので、積極的に関わりのチームの一員として取り組ませていただきました。

高齢者、障がい者、外国人など、少数派の意見を企画初期段階から巻き込んで開発する手法をインクルーシブデザインと呼ばれますが、我々もその考えを取り入れプロジェクトをスタートさせます。

しかしながら現状では十分な開発資金やプロモーション費用もかけられないことから、大阪府が実施する新事業展開テイクオフ支援事業に応募し、無事に採択を受けオリジナルブランド立ち上げプロジェクトを進めることができました。

補助金により開発資金も確保でき、企画段階からさまざまな年齢や体形、車いすユーザーの意見を取り入れ試作を繰り返すことで、「一枚着からインナー使いまで幅広く活躍するカメレオンシアートップス」「ミセスや車いすユーザーも楽に着こなせるサロペット」「立ち姿はもちろん座ったシルエットもきれいに魅せるマーメイドスカート」「手軽に着脱できるマグネットボタンの採用」など、デザインと機能性を併せ持ち、年齢や体形、障がいの有無によらず誰もが楽しめるインクルーシブファッションが完成しました。

【新事業開発支援】機能性とファッション性を合わせ持つ「誰もが選べる洋服」ド「YEW BERRY(イエローベリー)」<開発編>

その後なんばマルイでのポップアップストア、クラウドファンディングを実施したところ、大阪工業大学の空間デザイン学科准教授赤井愛先生よりお声がけいただき、ku-s’代表の高山方肖様が 4 月にデザイン論『インクルーシブデザイン×プロダクト』の授業で講義をいたしました。

また、202409.25~27にインテックス大阪で実施されたライフスタイルWEEK関西に合同出展することができました。

ライフスタイル Week 関西には O-TEX2025 大阪ビジネスチャンス獲得プロジェクト大規模展示会活用プログラムご担当者様からのお声がけがきっかけとなります。

【新事業開発支援】インクルーシブデザインを取り入れた新ブランド「YEW BERRY」<展示会出展編>

プレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000149167.html

これからも、ku-s’様と共にYEW BERRYを多くの方に届ける支援を続けていきます。

 

ku-s’様より

起業してからこれまで、知識がない中で三姉妹は知ってきましたが、ここで一度専門家の方にアドバイスして欲しくて出会ったのが末信公平先生でした。

私たちではわからなかった気付きやアドバイスをいただけ、新たな発想を持てるようになりました。

私たちの悩みにも、いつも真正面から向き合ってくださり、私たちがチャレンジすることにも寄り添ってくださいました。

事業者と中小企業診断士というよりも、チームとなり一つになったことでたくさんの方との出会いにより輪が広がり、ここまで来れました。

人との出会い、変わるきっかけはどこで起きるかわからない。

ご縁に感謝し、一丸となって進んでいきたいです。

ku-s’ 代表

高山 方肖

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