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【財務】資金繰り表の作り方5ステップ

【財務】資金繰り表の作り方5ステップ

投稿日 2024.07.19 最終更新日 2024.10.02

「資金繰り表」って作るのが大変そう・・・

確かに、数字や計算が苦手だと心理的にもとっつきにくいです。

また、エクセルなどの表計算ソフトが使えた方が確実にいいですが、パソコン操作が苦手という人にもハードルがありますよね。

 

一見すると難しそうですが、お金の出入りを記入していくだけなので、財務諸表(損益計算書・貸借対照表)を作るよりもずっと簡単です。

 

そこで今回は、資金繰り表の作り方について解説します。

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①表のフォーマットを設定する

横型フォーマット

まずは表のフォーマットを決めるところから始めましょう。

 

資金繰り表と呼ばれるのは、一般的には横型の表です。

月次で使うことが多く、金融機関から「資金繰り表を出してください」と言われるとこちらをさします。

この形式で過去の実績と、半年から1年先の予定を入力します。

 

パソコンが苦手で、表計算ソフトとかよくわからない方は、一から作るのが大変と思います。

Googleで「資金繰り表」と検索すると、無料で色々なフォーマットがダウンロードできます。

 

たくさんありすぎてわからない方は、無難に、日本政策金融公庫のホームページからもダウンロードしましょう。

日本政策金融公庫HP 各種書式ダウンロード

 

 

縦型フォーマット

横型は少し専門的でとっつきにくい場合は、縦型のフォーマットでも構いません。

はじめのうちは、集計になれるところから始めましょう。

 

縦型は預金通帳のような並びで、直感的にわかりやすいです。

こちらは日次(入出金があった日)で入力がしやすい形式となります。

 

縦型の日次で入力する場合、一般的に「日繰り表」と呼ばれます。

まずは、過去の出入りを把握し、資金の予測を立てることが目的なので、こちらでもOKです。

 

縦型フォーマットも、Googleで検索すると出てきます。

 

②入出金の分類を決める

次に、入出金の分類を決めましょう。

分類とはお金の収入源と支出先を、分けることです。

自分が使いやすい形に分類しましょう。

(一般的な分類は、日本政策金融公庫の資金繰り表を参考にしてください。)

 

例として

収入:売上代金とそれ以外に分ける。

支出:仕入支払、給与、経費、資産購入に分ける。

別途、借入金と返済の項目を作ります。

 

もっと細かく分類したいとかは、使っていきながら修正すれば大丈夫です。

いきなり完璧なものを作ろうとせず、その会社にあった分類を徐々に見つけましょう。

 

実は、資金繰り表は財務諸表と違って決まったフォームがあるわけではないのです。

 

 

③過去の実績を記録する

まずは、過去の実績を入力しましょう。

日繰り表の場合は、通帳(ネットバンクの入出金明細)を見ながらでもOK。

月次の資金繰り表の場合も、集計をする必要がありますが通帳(ネットバンクの入出金明細)の入出金が基になります。

 

期間はまずは月次の場合、半年から一年くらいをさかのぼって作成してみましょう。

すると、数字が並ぶだけですが見えてくるものがきっとあるはずです。

 

分類ごとに入力をして、

前月残高+収入-支出=差引き過不足

を計算し、いったん集計します。

そして次に、

差引き過不足+借入-返済=翌月繰越

を計算します。

 

二段に集計するのは、営業活動での過不足と、融資での過不足を分けるためです。

 

また、計算した翌月繰越額と預金残高があっているか必ず確認しましょう。

 

 

④予想数値を入れる

過去の実績が終わると、いよいよ予想数値を入れます。

資金繰り表や日繰り表を作成するのは、この予想をするためです。

 

まずは毎月固定的に支払っている経費は、過去の実績をみて入力しましょう。

次に、売上とそれに伴う仕入れや経費を予測し、それらを支払うタイミングで入力します。

※入金サイトや支払いサイトに注意!

会計の場合は、発生基準と言って基本的には支払いが無くても売った時、買ったときに計上するのですが、資金繰り表はお金が動いたときに入力します。

そのため、回収や支払うサイトに合わせて入力しましょう。

 

借入金の返済は返済予定どおりに入力すればOKです。

 

 

⑤予想残高の確認

そして最後に、予想した残高にマイナスが無いかをチェックします。

 

もし予想残高がマイナスだと大問題です。

早急にプラスになるよう、手を打たなければなりません。

 

売上を増やすのか?経費を減らすのか?

支払いを遅らすのか?それとも借りるのか?

対策を考え講じます。

 

金融機関から資金繰り表の提出が求められても大丈夫なように、理想は半年以上先までの作成しましょう。

(日繰りは最低翌月)

でも本来は、自身のために予想の資金繰り表を作ることが望ましいです。

 

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まとめ

①フォーマットを決める

 ☑縦型か横型かどっちにする?

 ☑自分で作る?ダウンロードする?

②入出金の分類を決める

 ☑収入・支出の分類はどうする?

 ☑借入金は別途設定できてる?

③過去を記録する

 ☑預金の入出金記録は準備できた?

④予想数値を入れる

 ☑毎月支払っている固定的なものは?

 ☑売上と仕入れ、経費の予想は?

 ☑借入金の返済予定表は手元にある?

⑤予想残高の確認

 ☑残高がマイナスになっている箇所はない?

 ☑マイナスを回避する方法は?

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