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【事例】LINE公式アカウント×LIFF×GASで実現した「資金繰りミニ診断」の舞台裏
なぜ今LINEなのか
この春からノーティカルでは、公式HP・SNS・noteなど複数チャネルを「つなぐ導線」の最適化に取り組んでいます。
なかでも気軽に相談できる窓口として着目したのがLINE公式アカウントです。
登録すれば、ふだん使いのアプリ内で情報を受け取れる——この手軽さは、中小企業の経営者や個人事業主にとって「情報を得る側」と「運用する側」の双方にメリットが大きいと判断しました。
本記事では、開発担当のスタッフSiが流れを簡潔にご紹介します。
より詳しい舞台裏は公式noteにも掲載予定ですので、あわせてご覧いただけると幸いです!
「資金繰りミニ診断」を組み込む理由
LINEをただの問い合わせチャットで終わらせず、ユーザーがすぐ試せる診断ツールを実装しよう。
こうして生まれたのが「資金繰りミニ診断」です。
キャッシュフロー管理に悩む企業は多いものの、最初から詳細なヒアリングを求めると離脱しがち。
そこで “3つの質問に答えると、自分に合った記事がすぐ読める” ミニ診断を作りました。
聞くのは次の3問だけです。
- 毎月の現預金残高、把握できていますか?
- 今後1か月の支払い予定一覧で確認できていますか?
- 資金が足りなさそうな月は、どう対応していますか?
回答に合わせて、「小さな会社の資金繰り財務対策12選」「借入金のリスケ交渉に必要な4つの資料」などピッタリの記事へ案内します。
システム設計:ChatGPT×GAS×LIFF
下記のステップでプロトタイプを作り、試行錯誤しながら“使える形”に仕上げました。
- 要件定義をChatGPTと対話(社内で繰り返し検討)
→質問フロー、回答分岐、推奨記事タグを整理
- GoogleAppsScript(Google アプリ用の簡単なプログラム)で診断アプリを作成
- LINEDevelopersでLIFF(LINEから呼び出せるアプリ)設定
→LINE からその診断画面をパッと開けるように設定
- 公式LINEのリッチメニュー作成
→デザインツール「Canva」のテンプレートをカスタマイズし、「資金繰りミニ診断」「お問い合わせ」など5ボタンを配置
- 自動応答トークの設定
→「資金繰り」「利益」などキーワード入力→関連ブログ記事を即リプライ
これにより、“友だち追加→診断→記事閲覧”までをLINE内で完結させる導線ができました。
今後のアップデート計画
今回は「LIFF→GAS」というシンプルな構成で作りましたが、LIFFは開発次第で会員証発行・予約管理・リマインド通知など、独自アプリのように機能拡張できます。
今後は、LIFFのさらなる可能性を検証しながら追加機能を検討・実装していきたいと思っています。
まとめ:まずは“友だち0→1”を突破口に
LINE公式アカウントはリッチメニュー・LIFF・自動応答を組み合わせることで、初期費用を抑えつつ、顧客がもっと使いやすくて便利だと感じる仕組みをつくることができます。
肝心なのは 「登録してくれる最初の1人」 をどう増やすか。
今後は
- 公式HP・note・SNSに 友だち追加リンク をしっかり配置
- ミニ診断を起点としたコンテンツを定期的に届ける仕組み
- 反応データを見ながら 小さく改善を繰り返す
を徹底し、ユーザー体験とお問い合わせ数をじわじわ伸ばしていきます。
\資金繰りでお悩みの方へ/
ぜひ下記ボタンからLINEにご登録いただき、資金繰りミニ診断をぜひお試しください!!
「まずは行動」を合言葉に、ノーティカルは今後も“小さな企業でも真似できるDX”に挑戦し、経営の悩みを共に解決するパートナーであり続けます!

システム会社に入社後、主にグループ会社向け基盤システム構築・運用・監視業務及び認証取得業務を担当。
出産を機に退職。
その後、結婚式場など飲食店でのサービス職と工場の事務員で仕事復帰。
工場の倒産後に、ノーティカルをはじめ、工場でお世話になった方々に声をかけていただき、通勤&リモートでトリプルワーク中。
高校1年生と中学1年生の母。子供に振り回される日々を送っている。
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