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【起業・独立】経営の基本は「何を」「誰に」「どこで」「どうなる」を考えること

【起業・独立】経営の基本は「何を」「誰に」「どこで」「どうなる」を考えること

先行きが不透明な事が多く、会社員でいれば安泰ということではなくなってきました。

そして、国も政策として副業・兼業を促進しています。

副業・兼業の促進に関するガイドライン 平成30年1月策定(令和2年9月改定) 厚生労働省

 

「いつかは起業をしてみたいな。」

「自分で考えて誰の許可もとらずに仕事をしたい。」

「自分の趣味を活かして少しでも稼げたら楽しいだろうな。」

などなど、起業や副業をする動機はひとそれぞれです。

しかし、いざ起業や副業を考えたとき、それを仕事にできるかどうか、お金を稼ぐことができるかどうか、あれこれと考えることが多いです。

 

商売の基本は「何を」「誰に」「どこで」「どうなる」を考える

何を提供(売る)するのか

いざ起業や副業を考えたとき、何をお客さんに提供するのかを考えると思います。

ものを作って販売するのか、ものを仕入れて販売するのか、サービスを提供するのか。

起業する人の多くは、「やりたいこと」が決まっている場合が多いので、何を提供するかは決まっていると思います。

 

しかし「起業」「副業」をしたいけど、肝心の「何をしたい」かが決まっていない人がいます。

その気持ち、よくわかります。自分もそうでしたから・・・

そんな時は、別の視点から考えます。

一番は「世の中の困りごとを解決する」ことです。

ニーズとして表に現れてなくても、困りごとを解決する商品やサービスが出れば、お客さんは自分の困りごとに気付きます。

そんな商品やサービスを提供できれば商売として成り立つ可能性は高くなります。

 

誰に提供(売る)するのか

「やりたいこと」が先に決まっている場合は、それを「誰に」提供するのかを一度考えます。

考えている商品やサービスが本当に喜ばれるものなのかどうか?

自分の想い込みだけで考えていないのか?

周りの家族や友人に「○○があったら購入する?」と聞いてもその答えは必ずしも正解とは限りません。

本当に必要としてそうな人に聞いてみる、実際に使ってもらってみる。

いわゆるテストマーケティングを行って、より品質の高い商品やサービスに仕上げていくことも可能です。

 

はじめの想定と違った人に受け入れられることも良くあることです。

しかし、だからといって誰でも良いわけではありません。

はじめに想定して、実際はどうだったのかの検証を繰り返すことが大事です。

そうでなければノウハウの蓄積、学習にはなりません。

 

「世の中の困りごと」から考え出された商品やサービスは、「誰に」が明確に決まっていると思います。

仮説が当たっているのかどうかを確認しながら、徐々に大きくしていきます。

 

お客さんはどのようになるのか

考えている商品やサービスを提供することによって、お客さんはどのような喜びが生まれるのか。

硬く言えば、価値があるのか、マーケティング的に言えばベネフィットは何なのか。

(ベネフィットとはお客さんが得られるメリットです)

お客さんは悩みが解消されたり困りごとが解消されたりと、商品やサービスを購入することによって満足度を得られます。

実際にお客さんにとってどうなのかを考えることは、商品やサービスを提供するうえで重要です。

 

どこで提供(売る)のか

商品やサービスをどこで売るのかを考えることも重要です。

飲食店であれば、立地が大事と聞いたことがあると思います。

提供する場所によって、そこにいるお客さんも変わってきますので、商品やサービスを提供するのにふさわしい場所かどうかを考えることは大事です。

 

現在ではネットによる販売もあります。

全国どこにいても提供できる分、ライバルとなる競合も多くなります。

ですので、その商品やサービスが競合に比べて優れている商圏を選ぶことも大事です。

競合が多い場所で戦うのか、競合が少ない場所で戦うのか。

一般的に、競合が多い場所はその分お客さんの数も多いです。逆に競合が少ない場所はお客さんの数も少ないです。

実際に事業を継続できるには、どれくらいの人に提供してどれくらいの対価をもらうのか。

経営戦略に大きく関わる部分でもあります。

 

強み=ライバルより優れているもの=お客様に選ばれる

提供する商品やサービスは、競合のライバルより優れているかどうかを検討します。

また、提供する商品やサービス内容は普通だけれども、接客や提案力が優れているというのも強みになります。

ライバルより優れているという基準は、「お客様に選んでもらえる」ことになります。

あくまで、顧客目線に立って、優れているかどうかが需要です。

ということは、同じ商品を扱っていても、狙いの顧客が変われば強みも変わるし競合も変わります。

どこで勝負をするのかを決めることも、経営戦略に大きく関わる部分です。

 

初期費用の見積と利益計画を立てて客観的に事業ができそうか考える

「何を」「誰に」「どこで」「どうなる」を考え、強みもわかった段階で、今度は数字に落とし込んでみましょう。

実際に初期費用の算定や、3~5年の利益計画や資金繰りを考えます。

同時に、手持ち資金で賄えない場合は資金の調達方法も検討します。

その場合、一般的には融資を受けることになりますが、毎月返済ができるのかどうかも同時に検討します。

創業融資に関しては、日本政策金融公庫や地元密着の信用金庫などからの調達は比較的行いやすいです。

とは言え、事業計画書は必要となります。

また、しっかりとした事業計画書はそれだけ信用力にもつながりますので、安定した経営を行うためにも必須と言えます。

 

本を読んだり起業セミナーに参加してみたけど、自分一人でするのは難しい

起業を考えて、本を読んだりセミナーに参加をしたりと情報を収集すると思います。

頭の中でなんとなく思っていた時点から、一歩を踏み出してみたところ・・・

「いざ起業を考えて本を読んだりセミナーに参加をしてみたけれど、一人で全部をするのは大変だ。」

と思う人は大勢います。

 

そんな時には起業支援を受けながら進めるのも一つです。

創業支援をうたう税理士や行政書士、コンサルタントなど数多くありますが、一番大事なのは、親身になって考えてくれるか、自分の考えと方向性が合うか、経営をわかっているのか、など、自分に足りない部分を補ってもらえるかです。

計算はできるけど実効性に乏しいアドバイスを受けても仕方ないですし、安いからと言って選んだけれど思った支援をしてもらえなかったなどでは意味がありません。

知ったかぶりをされて、かえって悪化させられても困ります。

必要な時に必要な専門家をつなげてくれるのかも大事と考えます。事業を軌道に乗せるまでが本当の起業支援と考えます。

 

最後に

起業の多くはゼロからのスタートになります。

会社で勤めていればだれかが変わりにやってくれていたことを、すべて一人でこなしていくことになります。

自分で決断をして、時には苦しいこともあります。しかし、その分やりがいも多いですし、楽しいことも多いです。

一人では大変な場合、協力者を得たり専門家の支援を受けたりできます。

起業は必ずしも一人で全てする必要はありません。

自分の想いに賛同してくれる仲間を募っていくことも大事です。

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